(by paco)「貧困化するホワイトカラー」(森岡孝二)という本を読んでいます。
学芸大学駅にちょっと風変わりな古書店があり、そこで待ち合わせで時間調整していたときに偶然見つけて、350円で買ったのですが、まあそれはそれとして。
タイトルの通り、ホワイトカラーは搾取されていることを明らかにいようという本で、内容は悪くないのですが、気になる点も多く、本質はどうなんだろう?と考えてしまったりするので、今週はこれを自分なりに分解してみたいと思います。
◆ホワイトカラーとは、正社員のオフィスワーカー
ホワイトカラーという言葉は、最近はあまり使われなくなる傾向もあり、「白い色のこと?」と聞く人もいそうな感じなので、一応言葉の定義をしておきましょう。「カラー」はえりの意味であり、白襟、白いYシャツを着ている人、つまりサラリーマンやオフィスワーカーの意味であり、特に今の時代の中では、正社員として働く会社員、オフィスワーカーをさしています。職種としては、企画職、営業職、設計や生産技術、事務職のうち、単なる処理ではなく、企画や判断的な要素を含んだ仕事(会計なら、入力ではなく、決算処理をある程度まで任された人)、会社に所属する有資格者(税理士や設計士など)がそれにあたります。