2006年3月アーカイブ

(by paco)先日、久しぶりにToshiさんと話していて、「何かやりたいと思っているのに、やりたいことが見つからない人が多いね」という話題になりました。グロービスで学んでいる人の中にもわりとよく見られるタイプなのですが、仕事はけっこうできる、頭もいい、意欲もある、だから何かやりたいのだけれど、何をやったらいいかわからないというわけです。もちろん、何も見つからないわけではなく、「これかな?」と思っていることが、僕らから見ると「それは本当にやりたいことなの?」と思えるようなことである場合が多い、ということです。

「自分がやりたいこと」というよりは、「会社が狙っている次の目標」だったり、「コンサルタントに憧れる」からやってみたいと思っていたり。あるいは「ネットビジネスが注目されているから、自分もやってみたいと思った」ということが動機だったり。みな、一応、目標だと思っているのですが、一方で「これって本当にやりたいことなのかな?」という疑問を、自分でも感じている場合が多いようです。

(by paco)ユダヤ教と神道(日本の神社宗教)との関係について、何回かに分けて書いてきたのですが、改めて日本の神道について、僕が知っていて、皆さんが知らないかもしれないことを少しまとめておきます。僕自身、あまり体系的に学んだわけではないので、スポット的な情報になりますが、このテーマについて僕がどんなことを考えているか、途中経過の報告という感じです。

●ビルの上の信仰

P1090046.JPGまず、最近見た日本的な宗教の形について。札幌に仕事に行っていたという話は先週しましたが、その時に泊まったホテルから外を見ていたら、大通りを挟んで向かいのビルの屋上でおもしろい光景を目にしました。7階建てぐらいのビルの屋上に赤い鳥居と小さな社殿があったのです。まあ神社があることはそう珍しくないので、「ここにもあった」という感じで見ていたのですが、その日の夜、けっこう雪が降り、翌日の朝また見ていたら、屋上に男性が出てきて、雪かきを始めたのです。屋上の上がり口から鳥居、神社まできれいに「参道」をつくり、雪かきが終わると、神社に捧げる水を換えて、一段落すると、おもむろに鳥居の前で頭を下げてから前に進み、2拍手して参拝を始めたのです。けっこう、ていねいに参拝していました。

(by paco)Life Design Dialogueを初めて、今6名の方が申し込んでくれています。年齢は20代?40代まで、キャリアも学生、フリーター、すでに独立している人、会社員と多彩で、男女ともいます。メールを中心にして、本人が書いているブログへのコメント、そして対面でのダイアローグと、いろいろな媒体を使って、少しずつ対話を続けています。

Life Design Dialogueを始める人には基本的にブログを進めているので、何かしら書いている人が多いのですが、ある程度続けていると、はっきりとテーマが深まっていくようすが見て取れます。すでに1年以上続けている人もいて、最初は自分だけで書いているという感じだったのが、今ではほとんどの書き込みにコメントがつくようになり、ひとつのコミュニティに成長している人もいて、将来はここに集まっている人たちが、彼らの独立をアシストしてくれるのではないかと感じさせる人もいます。

(by paco)1月に引越をして、新たな住民になったことを、地域の「エホバの証人」の人たちに「見つかって」しまい、訪問攻勢を受けています。「目覚めよ!」「ものみの塔」を配布している宗教です。

読者の中にもこの宗教に属している人がいるかもしれませんね。先にいっておくと、僕はここの信徒ではないけれど、こういった宗教を好意的に見ているし、ていねいに応対しています。でも、信徒以外の人にとっては、ときにその熱心な布教活動を「ちょっと迷惑?」と思っている人も少なくないと思います。僕がどんな風に対応しているか、ちょっと書いてみようと思います。

(by paco)Life Design Dialogueで僕が大事にしていることの話を続けます。今回は、「出会いの場を探す」という点です。

著書「35歳からは?」で、「同好の士と出会う」ということを書きました。自分が好きなことについて、「それはおもしろい」といってくれたり、自分のサービスを受け取ってくれて、お金を払ってくるような候補者です。「ブログを書こう」と言っているのも、同好の士がブログに集まってくれることを狙っているわけですが、ネットだけでうまく行くとは限りません。

そこで、僕のアンテナを使って、その人の領域に近い人を探し出したり、つないだりという機能を果たそうと思っています。

(by paco) 今週は北海道ツアーで、4泊してきました。

知恵市場のブログライターもやってくれている札幌在住の森末さんが、仕事先の北海道アルバイト情報社を紹介してくれて、彼らの今抱えている(というか、抱えることになるかもしれない)問題点を整理してエンカレッジするセミナーを行うという仕事です。

で、それにかこつけて、札幌で仕事が終わってから、まだ行ったことのない函館に遊びに行きました。こういうときは家族でいってしまうのがpaco流で、客先の担当者にも「家族で行きます、終わったら遊んで帰ります」としゃべってしまうので、ときどきあいだに入ってくれる人がうろたえたりしているのですが、でも堂々と言ってしまったほうがトラブルが少なく、また歓迎してくれたりもすることも多いので、別に悪いことをしているわけでもないし、カミングアウトしてしまいます。隠すのが面倒なのですね。

(by paco)最近感じるのは、人間というのは本当に人それぞれ個性があるものだなあということ。歩き方、手の所作、表情、体つき、声など、外に現れている部分。そして考え方、心、感受性。性別、年齢、経歴など、一見似ているように見える人、一人一人がこれほど違うんだなあということに愕然とすることが多い、今日この頃です。

もちろん、こういうことは昔から「わかっていた」ことなのですが、最近特に感じるようになったのは、個性の違いを感じる僕自身の感受性が鋭くなったのだろうなあと思っています。たくさんの人との出会いを通じて、違いを見る目が養われてきたのかもしれません。

最近特に注目しているのは、声です。FM放送(特にJ-WAVE)を聞いていることが多くなって、特に感じるようになったのかもしれませんが、顔の見えないラジオ放送の分野に、最近映像というかビジュアルがかなり入ってきました。ウェブサイトが充実して、DJやゲストの顔が見れるようになり、ゲストの場合、自身のウェブサイトを持っていることも多いので、そこでさらに多くの写真や動画、また仕事ぶりやブログまで読めることが多いわけです。

(by paco)「日本の中のユダヤ文化

というのを読んでいます。まあ、タイトルからいってもけっこう「トンデモ本」の類でしょう。荒唐無稽のアイディアです。僕も、まあこういう考えもあるんだろうな、どんな論証の仕方をしているのかなというレベルで読んでいました。古代日本とユダヤがつながっているというアイディア自体はだいぶ以前から知っていて、でもそのアイディアの源泉については知識がなかったのです。

で、まだ途中なのですが、読んでみて、これはけっこう信頼性があるかも、というより、もっと調査の対象にすべきかも、という印象です。ここに書かれていること自体が正しいといえるほどの情報ではないのですが、エンターテイメントとしての扱いですますというわけにはいかない、ある種の説得力があります。