(by paco)ちょっと変った経験をしたので、書いてみる。事実なのだが、センシティブなところもあるので、いくつか設定を変えて、私小説風に書くので、趣旨を読み取り、細部にはこだわらないでほしい。
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8月のあるウィークデーの夜、僕は虎ノ門の交差点にいた。朝から夕方5時まで、A社で研修講師をしてから、夕刻のアポイントに間に合うように移動して、交差点で地図を確認する。
指定された店は、虎ノ門交差点から霞ヶ関方向に少し歩いた細い道を入って、100メートルほどのようだ。店の名前は、梁山泊。古代中国史の部隊を名前にする小さな捨て0起点、と言うことだったが、ネットで検索しても出てこない(ありがちな名前なので、いくつかヒットするが、それらは住所が違い、目的の店ではなかった)。
「ネットには出していないようですよ」
と店を指定した友人のBは、メールに書いてきた。
気になるので、昨日の夜、ストリートビューで虎ノ門交差点から、店の住所までたどってみたのだが、店の入っているビルはとても小さな鉛筆ビルで、その中二階が店のようだった。ストリートビューの写真には、中二階も写っていたのだが、店の名前は梁山泊ではなく、別の名前だった。
妙な感じだった。