(by paco)前回の「エナジーシフトの基本概念」で大枠を説明したが、今回から各論に入っていく。といっても、しばらくは、大枠の話だ。
今回は、「再エネについてはさまざまな予測やポテンシャル」について、もう少し詳しく見る。
■総量は十分ある。
環境省が原発震災直後に発表した推計によると(原典は以下のp.282)。風力と太陽光の導入ポテンシャルを加えると、約200,000(万KW)。
単位がわかりにくので、国際単位に従って、すべて1000倍系列の単位で換算しよう。100万キロワット=1GW(ギガワット)なので、約200,000(万KW)=200GWとなる。
一般的に、原発1基で100万キロワットなので、国際単位では1GW程度と覚えておこう。数字の判断が付きやすくなる。