2010年11月アーカイブ

(by paco)今週は第5週なので、本来はおやすみですが、短いものを書きます。といいつつ、けっこう書いちゃいそうです。

昨日、のあのわというバンドのライブに行ってきました。メジャーデビューはしているものの、それほど知られたバンドではないし、アルバムを2枚出しているものの、活躍という点では取り立ててみるべきものはありません。

しかし!!

実力は本当にすばらしいバンドで、まさに奇跡的な音楽をつくります。

女子ボーカル、ドラム、ベース、ギター、キーボードの楽器隊が男子、という5ピースで、普通の構成といえるのですが、実は見た目はっきり違うのが、ボーカルのYukkoがチェロを弾く、という点。ボーカルマイクの前に立ち、歌いながら、あるいは感想としてチェロを弾くのですが、これは他のバンドにはないオリジナリティです。チェロを弾くことについて、Yukkoは「大きな楽器を弾きたかった」と言っているのですが、彼女はピアノもちゃんと弾けるし、以前の別のバンドではボーカル&ギターだったので、そういった経験の中から、外見から普通のバンドにはない個性をめざしていたことがわかります。

(by paco) ロジカルシンキング研修をあちこちの企業で実施しているが、受講者の年齢は年々若くなっている。この仕事を始めた10年前は30代後半、当時の日本企業の課長前ぐらいが中心だった。最近では新入社員から3年目ぐらいまでに受講させる企業が多くなった。カフェテリア方式で自主選択型であっても、実際に来る受講者は、20代ということも多く、会社の思惑と同時に、受講者のマインドも、若いうちに学びたいという方向になっている。

◆草食化する男子と、肉食に見える女子

そんな中、特に入社3年目ぐらいの研修の実施経験に着目すると、各社に共通して感じるのが、「女性が増えた、女性が強くなった」という点だ。これは文系職、理系職関係なく、女性が強い。グループワークをさせていると、女性が入っているグループは概ね女性がリードしている。よく観察すると、リードしているとは限らないのだが、議論を活性化するような発言を、いいタイミングでしている。話題の中心になっている女性も多い。

一方、男性は、当たりが柔らかく、自分が前面に出る人が少ない。たまにしっかりした自我や個性を感じさせる人がいると、自分の世界から出てこないように感じさせる。考えていること自体はなかなかいいのだが、「これは自分が勝手に考えていることで、人に伝えるほどのことない」というような態度で、出し惜しみしているような感じにも見える。しかし、閉じこもっているというような、社交性がないタイプではないが、自分の本音はうまく隠しておくという印象だ。

(by paco)今週は時事問題のオムニバスです。

◆尖閣ビデオ流出問題は日本企業にも当てはまる

尖閣問題で政府がビデオを隠していると思ったら、今度は流出して、情けない状況になった。これでは中国と渡り合うどころか、国内が手足ばらばら、という感じ。どうした日本、といいたいところだけれど、僕は実はちょっとほっとしたりしている。

隠されたものが出てきたから公開性がどうの、というようなことではなくて、あ?日本ってゆるくていいな?という感じ。いや、あんまりよくはないのだが、でもちょっと安心する感じがする。きちっとやれるのは、日本人の美徳のひとつではあったのだけれど、今のように日本が、中国がとナショナリズムが高揚しそうなときに、組織ががっちりやり過ぎるのも、何となく怖い、というのがあり、抜けているぐらいでちょうどいいのかも。

もちろん、そう楽観していられる状況ではないことは事実なので、あくまでも「第一印象」ということで、論理的な見解ではないことはお断りしておく。

今回の流出事件だが、やはり内部の職員が「犯人」だったようだ。情報流出のほとんどは、外部からのハッキングではなく、中にいる人が原因と言われているが、今回も原則通りだ。

海上保安大学校の共有サーバ上にあったものをコピーして持ち出した、ということで、単純に言えば「管理がずさん」と言うことになる。官僚は、外に厳しく、身内に甘いから、身内を過剰に信頼したことが原因だとか、言いたくなるが、そういう点はあるにせよ、本質は違うと思っている。

(by paco)「グローバル人材を育成したいが、どうしたらいいか」という質問を受けることが多くなっている。3年ぐらい前からのことではあるが、今年は急にリアルになってきていて、企業自身がグローバル化について、新しい局面を迎えていることが感じられる。

では、「グローバル人材」とは何か、と問い直してみると、はっきり意見を持っていることは少なく、相手国に対応した語学はやっているが、それだけでは十分じゃない、というような中で、「語学意外のものも含めたグローバル人材」というような定義しかないのが現状のようだ。もちろん、企業によっては明解な定義を持っているとこもあるのは、いうまでもない、あくまで、平均的な現状だ。

グローバル人材を考える前に、そもそも企業のグローバル化について、どんな現状にあるのかを見てみたい。

■グローバル化の4つの類型

◎グローバルマネジメントを徹底する企業

(by paco)最近考えた、細かいネタをいくつか。

■ツイッターは、いまいち使いにくい

久しぶりにあった友人から「ツイッターは使ってますか?」と聞かれて、使っているけど、あんまり積極的じゃない、という話をした。

僕のツイッタアカウントは「paco156ti」なので、フォローしてください、といいつつ、あんまり書き込んでいない。現在、ツイートは562件、フォロー、フォロアーはともにあと少しで1000件、という感じ。

なんでツイッターをあんまり使わないのか。

そもそも「つぶやき」というのが気に入らない。僕はふつう「つぶやかない」。言うべきことははっきりいうし、どうでもいいことは言わない。目の前の誰かとしゃべっていれば、やりとりの中で冗談のひとつも言いたくなるけど、こちらから誰ともわからない人に向かってつぶやくような趣味はないし。

グロービスの堀さんのように、140字のツイートを連続何十本も書き込んだ上で、自分のブログにまとめて掲載、という人もいるけれど、それならはじめからブログに書けばいいじゃん、と思う。

ツイートした瞬間にたくさんのフォロアーに読まれるというのはいいような気もするけれど、実際にはフォロアーのうち、こちらがツイートした瞬間にタイムラインを読んでいる人はごくわずかだし、僕自身そうであるように、何百人もフォローしている人がいれば、特定のツイートを見る可能性は、びっくりするほどわずかな可能性しかないだろう。