(by paco)今週は2本立てです。もう一本の記事はこちらです。
週末、白川郷に行ってきました。名前は聞いたことがあると思いますが、世界文化遺産に登録された、合掌造りというかやぶき屋根の集落です。
飛騨の合掌造りは、ちょうど1年前の2008年1月に高山に行って、見てきました。
このときは、あと少し足を伸ばして白川郷まで行こうかどうしようかと思ってやめたのですが、今回は、その白川郷をターゲットに、ちょうど折良くやっている「ライトアップ」を狙って観光客してきました。
まず、合掌造りとは何かという話から書いておきましょう。三角のかやぶき屋根が特徴の大きな民家の名前ですが、特に飛騨地方のかやぶき屋根は、ほぼ正三角形の60度傾斜の屋根を持つことと、破風(はふ)がそのまま三角形の壁になっていることが特徴です。合掌造りを理解する前に、一般的なかやぶき屋根の民家を見てみましょう。
一般的なかやぶき屋根の民家の場合、さらに破風から傾斜した屋根が広がって、屋根の長を正面にして見ると、屋根のファサード(立面)は台形になります。
これに対して、合掌造りはその名前の通り、左右の手のひらを指先だけ付けて手首に向かって広げたような屋根の形をしているのですが、指先のすきまにできた三角形の部分を破風と言います。合掌造りは、破風が三角形になり、屋根の長辺を正面にして見ると、屋根のファサード(立面)は長方形になります。