2008年11月アーカイブ

(by paco)今週は、ふたつのテーマで行きます。最初は、若い世代に希望を語ることについて。

★40代はゴキゲン

先日の大学生との会話。

学生「就職したくない、学生のままでいたい」というので、
paco「僕も学生の時はそう思ってたな?」
paco「でも社会に出てからは、学生に戻りたいと思ったことはないな」
学生「それは先生が成功者だからだよ」
paco「いや、そういうことじゃないと思うな」
学生「どうしてですか?」

というので、いろいろ考えて話しました。

若いうちが華だよね、社会人になると遊べないよね、大人になるにつれて自由じゃなくなる、と、僕自身学生の時には考えていました。就職して、一流企業に入って、小さくて幸せな家庭をつくって、というほど絵に描いたような将来を考えていたわけではないので、会社員は大変なんだとか、社会に出ると自分の思うようにならないのだというようにはあまりイメージしていなかったのですが、それでも漠然とした不自由感はありました。

(by paco)引き続き、モノ語りです。だんだん小ネタになってきました。

★Touch Diamond

最近の遊びモノとしては、イーモバイルのスマートフォン、Touch Diamondがあげられます。モバイル機器は昔から大好きで、持ち運びできるPCは手元からきらしたことがなく、かつての名機、東芝リブレット(Windows95が動くVHSビデオカセットサイズのミニノート)から始まって、今は信頼のレッツノートRシリーズ。でもPCは使える場所が限られ、満員電車の中で片手で、というわけにはいきません。スイッチを入れてから起動するまで、時間もかったるい。

そこで、立ったままででも使えるミニPCということで、シャープのZaurusを買って使っていたこともあるのですが、これはこれで、機能としては半端な感じもあり、重くはないものの、いつも持っているにはちょっと気になる重さ。動作もちょっと重たいのが難点で、使えるキャリアが限られていたので、ネット接続環境がもう一歩という感じでした。

(by paco)先週に引き続き、物欲特集です。


★K20D

先週はレンズの話で終わってしまったのですが、今回はカメラ本体の話から行きましょう。

デジタル一眼レフはここ数年で一気に進歩して、本当の意味でフィルムの一眼を超えたと言えます。ブランドとしては、やはりフィルム時代からのブランド力もあってCANON、NIKONが圧倒的に強く、これをSONY、LUMIX(Panasonic)、OLYMPUSなどが後に続き、PENTAXはそんなフォロアー・ブランドのひとつになります。SONY、LUMIXなど家電系ブランドが伸してくる中で、PENTAXは古くからカメラ専業に近いブランドとして、独自の地位を築いてきました。ちなみに日本には、コニカとミノルタという古くからのカメラブランドがあったのですが、経営不振から「コニカミノルタ」として合併して、ブランド力があるミノルタブランドが生き残ったのですが、これも生き残れず、SONYに事業ごと売却、「α」ブランドだけがSONYの一眼レフ名として残っています。OLYMPUSはカメラ以外の光学機器・医療機器も以前から幅広くラインナップしているので、生き残りやすく、PENTAXのポジショニングが現状いちばん厳しいというところでしょう。実際、すでにペンタックスもHOYAに買収されて、HOYAは医療機器などに興味があり、カメラ部門は捨てるよう交渉していたぐらいなので、いつまでPENTAXブランドが生き残れるか、まさに崖っぷちという状況です。ミノルタブランドが消えたことは、PENTAXの将来にも暗い影を落としています。ちなみにシェアは、トップ2のキヤノン、ニコンが新機種を出すたびに競り合って、両者合計で70?80%。残りをSONY、LUMIX、OLYMPUS、PENTAXで分けているのですが、SONYがじわじわリードしつつある感じでしょうか。オリンパス、ペンタックスは検討しているものの、シェアを減らさないようにするのがやっとというところで、苦しい戦いです。

(by paco)今週はちょっとお気楽に、最近お気に入りのモノたちのはなしをします。

環境問題についての活動をやっているpacoとしては、本当は「大量消費」的生活からは足を洗わなければいけないのですが、高度経済成長期に育った僕としては、物欲を消すことはナカナカできず、ストレスフルな状況になったりするとついモノを買うことで解消しようとするようなところもあって、物欲生活から抜け出すことができません。

これについてあえて言い訳をするつもりもないのですが、人はそれぞれに欲望から切り離されることは難しいということも受け入れていかないと、本当に実践的な環境政策は打ち出せないだろうなあと思っています。

さて最初のブツはレンズです。本当はいくつかオムニバスで書こうと思ったのですが、書いてみたらこの話だけで1本終わっちゃいました。また次回以降、書いていきます。

★Carl Zeiss Planar T* 85mm F1.4

(by paco)大手IT企業のD社で、裁量労働制導入のコンサルティングを初めて丸3年になります。目的は「働き方の変革」。もちろん、時短も含めて、効率的に働き、アウトプットもきちんと出すために、全社を挙げてと組むべしというトップの方針を受けて、現場を巻き込みながらの変革をお手伝いしてきました。

スタート当初、社員も現場マネジャーも、おおむねネガティブで、「理念はわかるし、実現できたらいいけれど、うちの会社では無理、絵に描いた餅」という反応でした。実際、残業時間は多いし、さまざまな制約もあって、難しい側面もありました。

その中の代表的な意見としては、「人が減らされていて、仕事が増える中で、ワークライフバランスなんていっても無理、残業時間は減らない」というものでした。人が増えないと、自分たちの仕事は減らないし、仕事が減らなければ、生活とのバランスをとるなんて無理。でも人件費がかかることは会社は絶対にやらない」という感覚でした。

しかし実際に制度の導入を進めながら、課長、部長などのミドルマネジャーに趣旨を説明して実行に移していくと、明らかな人手不足のチームで、実際に人材の補充が行われてきたという実績があります。