(by paco)読者の皆さんはほとんど知らない「事件」だと思いますが、ある本がちょっとした話題というか、波紋を広げています。今週はこの波紋の意味を、読み解いてみたいと思います。
その本とは、「僕はパパを殺すことに決めた」で、著者は草薙厚子、講談社刊。草薙厚子は知恵市場で別の記事を書いているので、そちらも参照してください。
●20071014(by paco)渋谷 妹バラバラ殺人事件裁判記録から
●20071006(by paco)「普通の子ども」の犯罪、その本質に挑む
「僕はパパを殺すことに決めた」は、奈良県で起きた「医師宅放火事件」の犯人とされた17歳の少年の犯行を書いた本です。僕は読んでいないのだけれど、最初に注目したのは、今から1?2か月前の小さな記事で、「どこだかの図書館がこの本を貸し出し禁止にして公開書庫から引っ込めた」という内容だったので、あれ?と思ったのでした。
アマゾンにいって調べると、すでに新刊書は売られていなくて、古書は5000円を超える値段がついていました。関連するニュースを調べてみると、どうやらこんな話が見えてきました