(by paco)横浜市の環境政策立案は、その後も粛々と進行中です。
大きな目標値から、具体的な戦術まで、いろいろな議論をしているのですが、その中に、以前から僕が狙っていた「都会で薪ストーブ利用」が政策に組み込まれる可能性が、出てきました。まだ正式決定までには至っていないので、こちら有料版の方に書きたいと思います。
薪ストーブについてはこれまでもあちこちで書いてきたのですが、改めて、僕が薪ストーブやペレットストーブに注目している理由を書いておきます。
環境問題の中でも最も重要な問題である地球温暖化問題。その解決には、CO2排出を削減しなければならないのは知っての通り。そのための方法として、バイオマスエネルギーを利用するというのが、主要なソリューションのひとつです。バイオマスエネルギーとは、植物由来のエネルギーで、大きく、草質系と木質系に分かれます。草質系では、菜種やトウモロコシ、大豆を育てて油を絞り、それを加工して、エタノールやバイオディーゼルとして燃料として利用するという方法が中心です。一方木質系では、木をそのまま燃料にする「薪」と、細かく砕く「木質チップ」、おがくず状に砕いてから熱を加えて固める「木質ペレット」などがあります。