2007年5月アーカイブ

(by paco)横浜市への環境政策の提言を考えています。市の上層部から検討してほしいという依頼があり、あれこれ考えているところです。今日はその素案のひとつを書いてみます。

いちばんやってみたいプロジェクトは、「緑のリサイクル」です。

横浜市は以前から緑を増やすことを政策に掲げていて、現状の緑被率を落とさずになるべく増やすこと、そして、水源の森林を保全することにも熱心です。横浜市の水瓶は相模湖と津久井湖で、その上流のひとつが山梨県の道志村を流れる道志川。横浜市では、市の範囲を超えたこういった上流地域にも水源保全のための予算を出してきました。横浜市の緑被率は30%を超えているので、けっこうな面積の森があるのですが、さらに市の範囲外に、水源地としての森に関与しているので、かかわりのある森は、意外に広いということになります。

(by paco)すこし前、こんな記事が配信されました。


人身事故を厳罰化 「自動車運転過失致死傷罪」が成立
2007年05月17日13時21分
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自動車運転中の過失で人身事故を起こしたときの刑が重くなる。「自動車運転過失致死傷罪」の創設を盛り込んだ改正刑法が17日午後の衆院本会議で可決、成立した。これまでは最高刑が懲役5年の業務上過失致死傷罪に問われたが、新たな罪の最高刑は懲役7年。飲酒運転をより厳しく罰する道路交通法改正案も今国会で成立する見込みで、ドライバーに対する「厳罰化」が進む。
自動車の運転にからむ刑法上の罪は、わき見運転やスピードの出し過ぎなどによる人身事故に業務上過失致死傷罪、より「故意」に近い形で事故を起こした場合には危険運転致死傷罪がある。
危険運転致死傷罪の最高刑は懲役20年と重い。ただ、同罪は飲酒や薬物の影響で「正常な運転が困難な状態」で運転したり赤信号を意図的に無視したりしたことが立証されなければ適用されない。このため、被害者や被害者遺族から「同罪に問われず業務上過失致死傷罪が適用されたときの刑は軽すぎる」といった声が上がっていた。

(by paco)前々回、302号の続きということで、ロジカルシンキングについて考えてみます。よりシンプルに、ここだけ押さえればうまくいく、という基本を取り出そうと思っているのですが、なかなか難しいですね。そんなポイントのひとつを書いてみます。

302号の続きではありますが、アプローチが違うので言い換え、という方が適切かもしれません。

まず、ピラミッドの基本構造は、最上部の三角形にあります。

001ピラミッドの三角形.jpg

これはみての通り、ものすごくシンプルですね。上が理由、下が理由や根拠です。ピラミッドストラクチャでは、根拠という言葉はあえて使わずに、理由をいう言い方をしたの方がいいのですが、そのわけはまた後ほど。

(by paco)Mr.Childrenの新譜「HOME」の中に、リーダーの桜井和寿自身がいちばん気に入っている曲という「彩り」という曲があります。「日々の退屈なルーティンワークが世界を幸せにしていく」と歌う歌詞の中にあるのが、こんなフレーズ。

今 社会とか世界のどこかで起きる大きな出来事を
取りあえげて 議論して
少し自分が高尚な人種になれた気がして
夜が明けて また小さな庶民

ミスチルの桜井和寿は、プロデューサーの小林武史と一緒にAPバンクを立ち上げたりして、環境などの社会的な問題にも積極的に発言し始めています。そんな彼自身の活動の広がりに反比例して、おそらく彼自身が「上からものを見る」ようになった自分自身への違和感や戒めを背景に、この曲を書いたというのは、同じアルバムについているインタビューDVDの中で、彼自身語っていることです。音楽の聴き手である「庶民」の視線から外れて、大所高所から偉そうにものを言う自分になりたくないというのは、ポップミュージシャンとしての彼の良心だろうし、その意味でこの曲は桜井にとって、意味のある曲だと思います。でも、一方で聴き手である「庶民」が受け取るべきメッセージとして、これが今いいメッセージなのか? 音楽の聴き手である僕は、そこが違和感でした。