2007年4月アーカイブ

(by paco)論理思考を使い、教えるようになって長いのですが、多くの人がうまく使いこなせるようになるために、郎考えればいいのか、どう教えればいいのか、いつも自問自答し、試行錯誤の繰り返しです。

もっとシンプルに、もっと簡単な方法で、だれもが深く考えることができるようになればいいのに、と思っているのですが、これが難しい。あるメソッドを教えてみると、そこはできるようになっても別のところができるようにならない。教え方を修正すると、もとのところができなくなる、というような繰り返しで、なかなかベストな解に近づけないもどかしさがあります。

今週は、ものを考えるときにやってしまいがちなミスや、意識が行かないところについて考えてみます。ロジカルシンキングを学んだ人は、おもにピラミッドストラクチャを使って考えるという場面を想定して呼んでもらえばわかりやすいと思います。

■ピラミッドストラクチャは、情報を整理するツールだと考えてはだめ

グロービスや社内研修で提出してもらうレポートを見ていて、よく感じるのは、「情報を整理しただけじゃダメなんだよな」という点です。ピラミッドストラクチャはボトムアップで考えた方がいいのですよ、といい、情報を集めてグルーピングしてくださいと説明しているので、学んだ人は情報をきちんとグルーピングしてピラミッド型をつくってくれるのですが、この方法でよいピラミッドが造れていないレポートを見ていると、ピラミッドを「情報を整理するツール」だと思っているのではないかと感じることが多いのです。

(by paco)今週末、4月14日、15日(2007年)に、Present Tree「ヤマガラの森」の植林をおこないました。今回はそのレポートです。

植林をおこなう前に、準備が必要です。事前に、何が必要なのかを考えることが、まず準備。この「何を考えるかを考える」というアプローチは、クリティカル(ロジカル)シンキングの方法論そのものです。

ロジックツリーで見ると、こんな感じですね。

1.植える苗
1-1.苗の種類
1-2.苗のグレードと価格
1-3.苗の発注先
1-4.納期
2.植える方法
2-1.植える密度
2-2.分散のコンセプト
2-3.植える具体的な方法
3.会の運営方法
3-1.メンバー募集と確認
3-2.資材のリストアップ
3-3.資材の調達
3-4.メッセージ
3-5.タイムスケジュール

(by paco)今週号を書こうと思ったら、なんと300号ですね。300が多いのか少ないのかよくわからないのですが、しつこく書いてきたことだけは確かです。アニバーサリーのようなことにはあまり興味がなく、100号も200号もコメントなしで通過した気がするのですが、たまにはと思い、1号を探してみました。

[知恵市場 Commiton]1号は、その前進、知恵市場エッセンスの最後のころの号で、2000年1月、僕がミレニアムプロジェクトとして書き始めた環境についての研究成果の最初の号です。ということは、丸8年になるのですねえ。そもそも知恵市場のスタートが、1997年で、そこから10周年です。

ちなみに、[知恵市場 Commiton]1号のコンテンツはこんな内容でした。行っていることは、実は今とあまり変ってなさそうな。古い記事は、公開されています
この記事はこちら

(by paco)[知恵市場 Commiton]では、そのときどきにいちばん僕の心とらえていることについて書こうと思っているのですが、今週はというと、YUIなので、そこから音楽のこと、そして書ければ、写真のことについて書こうと思います。

読者の年齢や趣味から考えて、YUIを知っている人ばかりではないような気がするのだけれど、20歳になったばかりの女性シンガーソングライター、デビューは2年前の2005年春、「feel my soul」。無料版の方で少しコメントしているのでそちらとかぶるところもあるとして。ちなみに彼女は、歌を始めたのが高校生の時で、福岡の路上で歌ううちに、高校中退してしまい、デビューをめざしました。そんな不安な時期の思いが詰まった作品をたくさん書いています。

先週、映画「タイヨウのうた」のDVDを借りてみたのだけれど、なかなかよかったので、YUI度がさらに上がっている今週末です。

「タイヨウのうた」は去年、YUI主演の映画版と、沢尻エリカ主演のTVドラマ版が同時につくられて、沢尻版は見ていないのだけれど、広告フィルムを見る限り、かなり違うキャラになっているようです。沢尻版「雨音薫(あまねかおる)=主人公」のほうがかなり強くて明るく激しさもあるキャラ、YUI版は静かで芯のあるキャラ、という感じでしょうか。沢尻エリカもかわいいと思うけれど(^-^)、僕としてはYUIの雨音薫のほうが感情移入できそうな感じだったかな。というより、映画版の「タイヨウの歌」はYUIがいなければ絶対にできなかった映画、というぐらい、彼女の歌とキャラが際だっていました。実際この原作はずっと前に映画化の計画があったのですが、主演が決まらずに頓挫、YUIの登場で企画が復活したという経緯があります。