(by paco)先週金曜日、おとなの社会科04「ユダヤと米国、民主主義」の最終回を行いました。これまで3回で学んできたことから、自分の視点で見て、何を学べたか、どう活かせるかを、受講者と一緒に考える回でした。
◆世界を動かす「意思」
前半では、ユダヤが米国を動かし、イスラエルというユダヤの国をどうやって存続させようとしているのか、そこからわかる、ユダヤ人の世界戦略について議論しました。
まず最初に、僕から、なぜユダヤについて関心を持ち、僕自身、何を学んだのかについて。
もともと、僕がユダヤに興味を持ったのにはふたつのきっかけがあります。ひとつは「日ユ同祖論」という考え方で、日本、特に皇室の祖先がユダヤ由来の人なのではないかという仮説です。これについては、これまでのコミトンに書いてきたので、そちらも読んでみてください。
●244日本に来た東方ユダヤ人たち
●">242 ユダヤ人のアイデンティティ
●ユダヤ人って何?
ふたつ目の関心は、9.11同時多発テロのあと、いわゆる「ブッシュの戦争」が今も続く中で、「ネオコン」という言葉がクローズアップされて、そのネオコンがユダヤの指導者たちの考え方だということでした。
もともと「戦争はなぜ起こるのか」「戦争に訴えなくても紛争を解決する手段はあるはずだ」と考えてきた僕にとって、21世紀に入ってすぐに起きたこの戦争は衝撃でした。なぜ僕らの目の前で、あまり戦争の必然性がなさそうに見えるのに、戦争が行われるのか。その理由について、ネオコンの動きと米国政府の関係を調べていくと、ユダヤの発送が隠れていることに気がついたのです。