2009年5月アーカイブ

(by paco)先週、大人になるということについて書きました。今週はこれを受けて、大人である自分が、人生を通じて何をやっていくか、自分の「人生のwhat?」を見つけるという話をします。

もともとこの話は、グロービス・マネジメント・スクールのクリティカルシンキングクラスの中で特別講義として話しているものです。

GMSで学ぶものは、あくまでHow?の勉強です。どのように考えると確実に考えられるか、よい結論が出せるのか。マーケティングもファイナンスも人材戦略も、みなHow?が中心です。でもそのHow?の力を、何に活かすかは、what?の問題で、自分のライフワークとしてどんな領域を持つべきか、がわかっていないと、せっかく身につけたHow?の力も、会社という「誰か」のために使うことになります。会社が目指すものと自分が目指すものが一致していればいいのですが、自分のライフワークがなにかが明確でなければ、そもそも一致しているかどうかを知ることもできません。

グロービスのクリシンクラスでの特別講義では、自分なりの人生のwhat?を見つけるために、どんな点に注目していけばいいのか、考える対象や視点をお話してきました。過去3?4年続けていますが、受講のアンケートでも好評で、「あの特別講義も受講費用の中なら、本当に安い(実際、追加料金はいただいていません)」と評価してくれる人もいて、僕としてもとてもうれしく思っています。

(by paco)子供を持った日本人のほとんど99%が子供に言っていること。それは「他人に迷惑をかけなければ、何をしてもいいよ」ということだと思います。

どうですか? あなたに子供がいれば、この言葉、言ったことがないですか? 子供がいない方は、将来子供ができたら、いいそうですか?

この言葉は、子供に対して、大人になるための要件を示していると考えられます。子供のうちは、まず「他人」が誰か区別が付かない。まず自分という存在を理解し、最初の家族である親や姉妹を認識し、その対比の中で、家族以外の他人を区別できるようになります。次に、迷惑とは何かをつかむという段階があり、そののちに、迷惑をかけないように自分をコントロールすることができるようになる。

このぐらいできれば、大人とは言わないまでも、一定の自由を享受してもいい、概ね一人前の人間だと思われるので、日本の大人は「他人に迷惑をかけなければ何をしてもいい」というのでしょう。

実は、このおとなの要件は、あまりよい要件ではない、もっというと、こんなことを子供に言ってはいけないのだというのが今週のお話です。いってもいいのですが、これがもっとも大事なことであるかのように、繰り返し言ってはいけません。

おとなの要件はもっとほかにあるのですが、その話はちょっと後にして。

(by paco)前回は猫を飼うところまでの話しでした。

今回は、実際に飼ってみてという話なのですが、そのまえに前回とも重なる話をします。なぜ、血統書付きの純血種なのか?

血統書付きの純血種の動物は、いわばブランド品で、もちろん値段も高くなります。僕はブランド趣味はあまりないのではありますが、クルマなんかはブランドも評価するし、まあ、ものによって適当に対応しています。猫についてはどう考えたのか。

もともと僕は日本猫のありきたりでのんびりした姿が好きなのですが、妻と娘は動物についてはブランド派で、まあ、それならそれでいいかと思っていました。

では純血種は何がよく、何が問題なのでしょうか。

純血種についてはAllaboutでこんな説明を見つけました。

「猫の性質はそれこそ、千差万別。100匹の猫がいれば100通りの性質があり、同じ腹から生まれた兄弟猫とて、同じ性質を持っているとは限りません。しかし長い間かけてブリーダーがスタンダードに基づき作ってきた純血種と呼ばれる猫たちには、それぞれの猫種ごとに似通った性質や特徴があります。」
http://allabout.co.jp/pet/cat/closeup/CU20071010A/

(by paco)GWも終わり、仕事しろ?というタイミングですが、このところ堅い話が続いたので、楽な話しをしたいと思います。ねこちゃんです。

去年の6月に猫を飼い始め、そろそろ1年になります。猫を飼うということは、どういうことなのか、ちょっと話しをしてみたいと思います。

ここ数年、わんちゃんブームで、ペットと言えば犬、そうでなければむしろフェレットだとか、うさぎだとか、ネズミだとか、小動物に注目が集まりがちで、ねこはペットの王道だったにもかかわらず、省かれてしまったかのような感があります。僕たち家族も、当初は犬を考えていました。

我が家には以前からうさぎがいて、今飼っている「メロン」は2匹目(うさぎは一羽二羽と数えるのですが、匹や頭でもいいそうです)のうさぎです。メロンは今年で8歳になり、寿命10歳と言われるうさぎにしてはなかなか長い生きで、今も元気です。うさぎはとても飼いやすい動物で、特にメスのうさぎはおとなしく、人なつっこいうことが多いようです。あまり知能が高くないので、人間を個体識別する能力も低く(個体差があるようです)、家族の誰が好きというような好みもでないし、愛情をかけることは必要ですが、犬のように毎日散歩に連れて行くというような手をかけないと、性格が荒れるとか、そういうことはありません。かまいたいときにかまい、ほとんどの時間は放っておくという人間本意の付き合い方ができるので、楽です。

今週休載です

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(by paco)GWのため、休載とさせていただきます。

無料版の記事をたくさん書いているので、そちらをお楽しみください。