2008年1月アーカイブ

(by paco)今年、2008年は、パレスチナ難民が発生してから60年に当たります。今日は、パレスチナ問題について考えます。

パレスチナと聞いて、場所がどこか、なんのことか、そもそもわからないという人のほうが多いかもしれません。それが日本の僕らの生活とどう関係するのか、ますますわからないかもしれません。一度整理しておきたいと思います。

パレスチナとは、中東の地中海沿岸で、西を地中海、東をメソポタミア、北をトルコ、南をアラビア半島に囲まれた地域です。中心地は、エルサレム。ユダヤ教、キリスト教、イスラム教が聖地を置いていてる古い町です。聖書を読んだことがある人なら、「パリサイ人」という表現が出てくるのを読んだことがあると思いますが、パリサイとは、パレスチナのことです。そんなわけで、パレスチナには聖書に出てくるたくさんの地名が今もあり、街として機能していて、イエスの生まれたナザレもそのひとつです。

(by paco)今週のできごとといえば、日本製紙に端を発する、製紙各社の偽装事件です。ニュース報道以上のことはわからないのですが、まったくひどい。腹が立つのを通り越して、泣けてきます。

特に、今回の発火点になった日本製紙は、昨年2月に、環境に関するステークホルダーダイアローグを環境リレーションズ研究所で実施した会社で、その時も車内のいろいろな人と環境について話す機会がありました。基本的にはみなまじめな人たちだし、環境のこともそれぞれの立場で考えている人たちでした。しかし。

よく、企業が問題を起こすと、「個人としてはいい人ばかりなんだけれど……」と擁護することがありますが、今回の件を見ていると、擁護する気持ちにはとてもなれません。もちろん、お会いした方ひとり1人はたしかにきちんとした方でした。しかし経営者まで含めて、偽装に関与していたとなると、あの会社にいるだれもが、偽装という大いなる嘘に荷担する可能性があったとしかいいようがありません。非常に残念だし、また、そういう会社の先棒をかつがされたことに痛恨の念があります。

(by paco)今週はオムニバスの日記風で行きます。

●スノボ、うまくなりたい

スノーボードを、去年初めて、今年で2シーズン目。少しは滑れるようになってきたのですが、まだまだです。先シーズンの終わりにけっこうできるようになったターンが、今シーズンに入ったらうまくできなくなって、チキショーという感じですが、いろんな「成功本」によく書いてあるように「できないと思うから潜在意識ができないと思いこむ」などと書いてあるじゃあないですか。それで、「できないわけがない」と言い聞かせて、ひょっとターンしたら、みごとにコケて右肩から雪面に落下。脳天まで響いて、しばらく起き上がれなかったほど。きつ?。なんとかその後も滑ったものの、右腕の痛みはまったく引かず、帰りに地元の医者に寄りました。

レントゲンを撮ってもらって、骨には異常なし、ということで、打撲ですみました。でも、右手が使えないほどの痛みを抱えて、トホホです。2日目になって少しましになってきたかな、というレベルです。

(by paco)2008年、最初のコミトンを、六兼屋で書いています。年末は天候が安定せず、曇りや雨の日が多かったのですが、年明けからすっかり安定して、今日も冬とは思えない日差しが部屋の中に入って、ロールスクリーンをおろしてもまぶしいぐらいです。

朝方しばらく雲がかかって日差しがなかったので、薪ストーブを焚きました。夜の間、部屋が冷えているので、かなりたっぷり薪を入れてガンガン焚いても、ストーブからちょっと離れた家の端っこにある僕の仕事部屋までは暖かさが回ってくるまで時間がかかるのだけれど、雲が切れて日差しが降り注ぐと、たちまち家中、暖かになります。窓を大きくと手日差しをたっぷり入れて、断熱をよくして熱を逃がさない。こうすれば、暖房を使わなくても暖かです。日本は欧州や米国と比べ程度が低いので、日照が豊かですから、いろいろな方法で日照を使い切ることがどれだけよいことか、計りしれません。

ところで、薪は、日光を受けて育った木の恩恵だから、結局日光を蓄積したものだし、石油も生物由来と考えられているので、太陽エネルギーをぎゅっと凝縮したものです。結局僕たちは、太陽エネルギーを使って生活しているのだということがしみじみわかります。

僕がストーブに使っているのは、「ヤマガラの森」できられた雑木で、コナラやヤマザクラ、シデなのです。樹齢で、だいたい20?30年、胸あたりの高さの太さで、直径20?30センチという、わりと細めの木が中心ですが、それでもそのぐらいの年月、木が葉で受けた日光を使って光合成して、幹を造ってきたわけです。その幹を切って割って、そうですね、だいたい六兼屋の1?2週間の暖房になります。長い年月の太陽エネルギーを、このぐらいの時間に一気に放出させるから、暖かいわけです。