(by paco)原発事故や放射能汚染について、個人的に問題意識を持っている人は多くなっているが、会社や仕事上の付き合いのある人に、自分の考えを説明できる人、している人は少ないようだ。
立場は原発否定、肯定、どちらであってもいいとしても、このタイミングで原発問題や放射能問題について口をつぐんでいるというのも、大人らしい態度とはいえない。
そういえば、香山リカが「解離」という精神医学の用語で、現状を説明している。
http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20110621/275006/
受け入れがたい厳しい現実を前にしていると、厳しい現実を切り離そうとする心理が働き、原発事故を無かったことにして、仕事やギャンブルなどに没頭することで、精神の平衡を保とうとする、とのこと。虐待を受けた子供にも見られる。
確かに厳しい現実ではあるが、だからといって解離を起こして事実に向き合おうとしないなら、やはり責任ある態度とはいえない。
【iwato】に来てくれているような、関心の高い人たちであっても、自分の会社の中で、個人的な話としてであっても、原発や放射能の話ができるかというと、これ自体ハードルがかなり高いらしい。
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