(by paco)477a有料版の今後について

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(by paco)最初にお知らせがあります。

知恵市場の有料版「Commiton」を廃止しようか、ということも含めて、今後どのようにするか、考えています。まだ結論は出ていません。

なぜやめる検討をしているか。

現在、コミトンの読者は200名ほどです。ピーク時は1000名を少し超えるぐらいだったのですが、じわじわ減って、この数で、現在も微減状態です。それでも、世の「Free Economy」の状況に抗して、読者の皆さんがついていること自体、それなりにすごいことだと思ってます。

とはいえ、毎週、それなりに力を入れて書いているコンテンツが、200名の読者のためだけに書かれ、専用のサイトに蓄積されていくというのは、なかなか残念な部分もあるもので、これが有料廃止を検討する動機のひとつになっています。

もうひとつの理由は、<おとなの社会科>との整合性をどのように取っていくか。コミトンの記事は<おとなの社会科>とオーバーラップしていることも多く、知恵市場で書くか、<おとなの社会科>で書くか、悩ましいことも多々あります。かといって、<おとなの社会科>として有料版を発行してそちらに移行、というのめんどうということもあるし、意味があるのか?ということもある。

そこで、いったん有料版の制限をはずしてみようというのが廃止を考えた理由なのですが、ちょっと発想を変えて、コミトンの読者の皆さんに甘えてみることにしました。

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(1)コミトンは、当面、有料版として維持する。
(2)コミトンの記事は、最初の配信から1週間経過以降、<おとなの社会科>サイトで公開する場合がある。
(3)<おとなの社会科>とのインタラクションを図るために、事前に<おとなの社会科>サイト、またはセミナーで意見募集を行った上で執筆、など連携を図る場合がある。
(4)これまでのコミトンの文字量、内容、テーマ性にこだわらずに、まったく違ったタイプの記事を配信する場合がある。
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と言うようにしたいと思います。
直接的に変わるのは、(2)です。有料版として配信された記事が、1週間経過以降、無料公開されるものが多くなる可能性があります。今のところ、公開するものは多くて半分程度にする予定です。つまり、有料版の記事を「購入している」という立場で見ると、「ただでも読める」ものが半分程度出てくる可能性があり、「買わなくても半分は読める?」ということもありえます。

今までも、見本版として、有料版を公開することがありました。しかし、年間数本程度でした。今後は、これが多くなる、あるいは公開を前提に、執筆するする可能性があるということです。

いまさら昔の話をしても覚えていないと思いますが、実は、エッセンスという名前だった当時から、知恵市場有料版は、無料サービスを含めたトータルサービスへの支払い方法、という位置づけでした。クローズドサービスに目的があるわけではなく、知恵市場に価値を見出してくれる人に何らかの支払いをお願いし、それによって全体を維持しようという考えだったのです。

この考えに基づけば、<おとなの社会科>を知恵市場の姉妹サービスとして位置づけることによって、上記の「公開する方針」はモトモトの趣旨とそれほど変わらない、ということができます。しかし、ここ数年行ってきたこととはかなり違うので、反則だと思う方もいると思います。

今回の方針転換で、読者数が減ってしまうかも知れませんが、廃止を視野に入れていることも含めて、読者数減でもやむを得ないと思っています。まずは、<おとなの社会科>も含めて、僕が何をやればいいのか、その目的感にむけてやってみて、結果を見つつ、方向を定めていこうと思っています。

ということで、有料版の内容をじょじょに変えていこうと思っていますので、ご理解いただけるとうれしいです。

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