(by paco)458[GW縮小版]エレキギターを習う

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(by paco)ゴールデンウィークということで、pacoは休養モードです。コミトンもいつもより短め&軽い話題を書かせていただきます。

「最近、あなたのあたまの中の専有比率は、どんなもので占められていますか?」と円グラフを書けと言われたら、いちばん大きな比率になっているのが、エレキギターです。

ちょっと前まで、フィルムカメラだったのですが(^^;)、あらたにエレキギターが加わり、いろいろやりたいこと、たくさんで、今はエレキが楽しい毎日です。

エレキを買って練習を始めたのは、実はかなり前で、たぶん3?4年前になります。詳しくは忘れちゃいましたが。

と思って、ちょいと水族館文庫のサイトを検索してみたら、ちゃんと記録がありました、こちら。2008年4月1日ですね。

Epiphoneの赤いレスポールを買いまして、それ以来独学で練習してきました。その後、実はもう1台、ベージュのSGを買い足してまして、これは東京と八ヶ岳をギターを持ち運ぶのがだんだんめんどうになったからです。

で、普通なら、弾き方を習いに行くところですが、僕はどうも人に何かを教えてもらうというのが苦手で(だから教える立場になっているのでしょう)、ずっと独学でした。もともと、中高生のころにアコースティックギターを独学で弾いていたので、そこそこわかっていたのと、急がしてく習いに行くヒマがなかったのも理由。ひとまず独学でできるところまでやってみようということで、結局、3年間、ひとりで好きな曲を弾いてみたり、教本の通りに弾いてみたりして、遊んできました。

で、一念発起して、この3月からヤマハに習いに行くことにしました。なぜ?

ひとつは、そろそろ独学での練習に行き詰まりを感じてきたこと。もともとたいした時間を練習にかけられていなかったので、進歩は遅々たる歩みだったのですが、まずは、自分の指がある程度狙った音階の音を出せるように動くところまで練習したかったのですね。どの音を出したいというときに、だいたいねらいが感覚的にわかるというところまで自分でやれるはず、と思ってやってきました。ギターの場合、左手で弦を押さえ、右手で弦をはじくのですが、どの弦を押さえて、どの弦をはじくかの連携も意外に難しいし、音階に合わせて弾く弦が変わるので、その感覚をつかむのも、独学でできると思ってやってきました。

で、これはけっこうできるようになってきたので、好きな曲のギターソロを「耳コピ」(聞いたままコピーする)して音的には弾けるようになってきたのですが、逆に、弾けるようになると、音階的にはあっていても、CDの曲の音とはだいぶ違うなあ、やっぱり、自分とは違う弾き方をしているようだ、ということがわかってきました。

この先は、具体的な弾き方を教えてもらうしかないだろうと思って、学び先を探し始めた、というのがきっかけのひとつ。

もうひとつは、ちょうど仕事がヒマになり、時間に余裕ができたことも理由のひとつ。去年の秋あたりは、事業仕分けとかもあって異常な忙しさだったので、ちょうど良いかげんに余裕ができたこの春、だったらエレキを習おう!と探しました。

3つめは、ぴったりの先生と出会えたこと。楽器を習うとなると、まず思いつくのがヤマハ音楽教室。以前も、目黒の教室で体験レッスンを受けたことがあるのですが、ヤマハは基本的にはヤマハの楽器カリキュラムがあり、ほとんどの先生がこのカリキュラムを教えています。でも、僕は初級中級と順にやっていくほどヒマがないし(基本的には1?2年サイクルになる)、弾きたい曲もかなり明確なので、一般的な基礎をやるより、その曲を弾くために必要な技術を学びたかった。

と思って、探してみたら、最も近い自由が丘の教室で、個人レッスンならお好きな曲をあなたにあわせて教えます、という先生がいて、かつ、ちょうど時間も会いそうだったので、体験レッスンに行ってみたら、これなら行けそう、と思い、さっそく申し込んだわけです。

以来、3?4月、6回のレッスンを受けて、もちろんその間に、かなり自宅練習をして、ぐぐっとレベルアップしてきました。

弾きたい曲は、今のところ、僕の大好きなバンドGARNET CROWのギターソロなので、その中から、ギターがきれいな曲「この手を伸ばせば」を選んで、CDを新井さんに渡し、楽譜を作ってもらいました。彼はスタジオミュージシャン歴が長いので、こういうことができてしまうらしく、手書きの楽譜と、弦の押さえ方(○弦の○フレットと分数で書かれている、簡易TAB譜)、弾き方の技術(スライドなのか、チョーキングなのかとか)をちょっとメモを入れたものをつくってくれて、それを頼りに覚えていくわけです。僕は楽譜が苦手なので、分数と楽譜の音の流れを追いかけながら、あとはレッスン中にビデオをとって、自宅練習。あとは指に覚え込ませるだけ。

レッスンを受けてよかったことは、やはりねらい通り、単にメロディの音階を弾くのではなく、メロディを「どう弾く」と、「どういう表現になる」のかが学べたこと。ギターソロの場合、間奏でボーカルの代わりに音楽をつくるわけで、歌以上の表現力が求められます。エレキギターというのは、ピアノやシンセサイザーではできない音楽表現、いわゆる「泣き」ができるのが特徴で、どうやって音楽を「表現」するのか、テクニックと泣かせ方を教えてもらえました。

基本的にはスライドやチョーキングなどのテクニックを使って、表情を付けていくわけですが、これらも、やり方としては教本で練習していたわけです。でも習うと、どのぐらい力を入れて、どんな表現をするのかが一瞬にしてわかり、先生のテクニックの域に近づくイメージができるので、練習しただけ、腕が上がるわけです。

何をしたいのか、何のために習っているのかが明確になっているので、レッスン意外の時間も練習をたっぷりとろうとするし、それが進歩につながる。

で、調子に乗って、もう1本ギターを大人買いしてしまいました。今までの2本は完全に廉価版のものですが、今回は、赤いギターの10倍ぐらいするGibson SGなので、
はたして値段に見合うと音の差があるのか、よくわからないまま購入。腕が悪いと音の違いがわからないかなと思ったのですが、実際に弾き比べてみると、はっきり違いがわかって、前のギターを弾きたくないぐらいです。で、エレキも3本入らないので、最初の赤いエレキはオークションで売却する予定。

それにしても思うのは、楽器屋の商売ベタ。10倍の値段差が、音にどう影響しているのかを説明できる楽器屋がないのですね。

僕が表現するなら、まず音の厚みが違う。音成分としていろいろな周波数が入っている感じで、ぽってり厚い、暖かな音がします。もうひとつは、弾き手の指の動きを正確に反映すること。チョーキングなどで、弦を動かすときに、わずかな指の動きが音にダイレクトに反映するので、コントロールしやすい。もっとうまくなれば、もっと違いがわかってくるのではないかともいますが、こういうことも店員が説明できないのですね、どの店でも。これはちょっと情けないし、ブランドやイメージでしか選べなくなり、買い手をそそってくれない店員ばかりです。言葉の表現力を磨くべし。

ということで、結果的にはこのGibsonは高かったけど、正解でした。

練習の進展はというと、まだ1曲目の「この手を伸ばせば」が仕上がっていないのですが、GW中に仕上げて、次のレッスンで新井センセにホメラレタイと思います。一番最初のレッスンのときのレベルを知っているので、ギターソロ部分はかなり弾けるようになってきたことを、にっこり褒めてくれて、やる気が出ます(^-^)\。家族も練習を聞いているのですが、「うまくなったじゃん」と言われて調子に乗っているpacoでした。

さて、原稿書くより、練習っと。でもそのまえに、食事つくないとだな(^^;)

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