(by paco)NPOとどう関わるか

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(by paco)去年あたりから、NPO法人環境リレーションズ研究所との関係を深めています。今年は感じという役職にも就き(といっても実態はあまりないタイトルですが)、先週号で紹介した「環境フリーペーパー」をつくるといった活動に関わっています。

NPOに関わるというと、NPO主宰のイベントで地域のゴミを拾ったり、森林の保全活動をしたりということを思い起こしがちですが、僕はそういうかかわり方をしているわけではありません。

たとえば、今年秋に、京急百貨店からの依頼で環境経営の社員研修を行ったのですが、直接依頼を受けたNPOが20?50%、研修の企画と実施を行った僕が80?50%といった具合に、お金を取り分けています。研修ができる僕がNPOに関わることで、NPOも一定の収益を上げられるし、僕も環境の仕事ができる。僕は研修の仕事のうち、一定の比率を「労働奉仕」的にNPOに還元し、NPOはそれをべつの活動を通じて社会に還元する。

今の時代は、みな自分の仕事でスペシャリティを持っていると思います。会計の専門知識、営業のノウハウ、人脈、広告についての知識。こういった知識をNPOに持ち寄って、収益事業を実現し、その収益をつかって社会に貢献する。そういうメカニズムを回すことで、NPOは知恵とカネとノウハウを集め、社会に必要な仕事ができるようになるのです。

もちろん、環境NPOばかりではありません、福祉、地域活性化、安全など、いろいろな非営利活動が必要で、それぞれが活動のための資金を必要としています。寄付に頼るだけでなく、積極的に収益事業を行い、その収益を活動資金にするという視点が必要で、そういう視点を持ったNPO、そしてそこにビジネスのノウハウを提供するメンバーが集まれば、NPOの果たせる役割は、今よりずっと大きくなるはずです。

あなたの仕事の知識とノウハウを社会をよくするために活かしてみませんか? 手始めに、環境リレーションズ研究所では引き続き、環境フリーペーパーの広告主=スポンサーを求めています(先週これを書いたら、すでに1件、問い合わせをいただきました、ありがとうございます!)。もちろん、スポンサーになるだけでなく、スポンサー探しに協力してくれる方も歓迎です。

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