(by paco)田舎についてどんな情報が欲しいですか?

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(by paco)

私は都市計画課という部署に4月からなりました。ひら職員なので 権限はないですが。そして私自身は、市営住宅の担当なのですが、私の背中のところにいる人たちは中心市街地活性化とか、○○市マスタープランとか、いわゆるかっこいい仕事をしています。
○○市は食のまちづくりということで、農林省からすごく優秀な人が来て、今売り出し中です。食育という切り口に力を入れているそうです。
テーマについて私はあまりよくわからないのですが、以前から京阪神の人とつながりを脱原発関連で作っています。先日も、小田実さんが来てくれて、来年度何か食と文化と平和をテーマにイベントをしようではないかと提案してくれました。まだそれだけですが。
(いけおさん)

いけおさんは市の職員で、街づくりについて、いろいろと教えてくれる方です。いつもありがとうございます。

日本の人口が伸び悩む中で、いわゆる国が指定する「過疎自治体」以外の、どの自治体も人口減少が当然になり、人口を増やす、定住者を増やす、という方針がとれないことがはっきりしてきました。その中で、町村合併なんかがあって、町の方針を描き直し、魅力的な地域にしようという動きが各地で起きているようです。それが、マスタープランの作成だとか、街づくりということになるのでしょう。

総務省の「過疎地研究会」にも、沖縄や九州の小さな村から村長さんが来てくれたり、岩見地方(島根県)でウェブを中心に地域の活動を広げる仕事をしている「いわみマガジン」のリーダーも来てくれているのですが、地域の活動がイキイキしているところは、現場にいる人が、現場に根ざした活動を、こまめにしているという点です。プランは普通だけれど、やっていることは本当にきちんとやろうとしている。

いわみマガジンでは、アウトドア系のイベントをとにかくたくさんやること、そしてそれをリアルタイムで情報発信することに力を入れていて、タイムリーさと情報のおもしろさが人を集めています。話を聞いていると、本当に楽しそうで、思わずいきたくなります。


エコツアーなどで交流人口(観光ではなく、姉妹都市や長期滞在など企画型の来訪者)が、年間数十万人に達する、人口数千人の村もあります。この村では村長さん自らが本当によく動き、活動ひとつひとつをよく知っている。

マスタープランも必要だし、優秀な人材もいた方がいいのですが、一番必要なのは、現場で実際に行動し、情報発信し、方針と行動を一致させる人材です。いけおさんの市にはそういう人がいるといいですね。

食育も、重要なテーマになってきています。地域にある特色ある食材や、有機野菜など自然派の食材、伝統的な料理は、食育のツールとして大きな役割を果たせそうです。交流居住のツールにもなるし、地域の人々が外からの人を迎えていきいきできる素材でもあります。具体的な活動につながるといいですね。

ちなみに、1月の第9回 AIRミーティングで、

「福岡の地元野菜でつくる田舎レストラン」
?小さな旅館が地域活性化と環境維持に挑戦。地元の高齢者がつくる野菜も
少量ずつ買い上げ、少量しかないことを活かして、バイキング形式のレスト
ランを開業、大繁盛!
日時:1月16日(月) 19:00?21:00

というテーマで行います。ぜひおいでください。

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