(by paco)さて、学校ネタが来たところで、少し話題を変えて、PTAとパソコンについて。
僕は娘が1年生の時から、結果的にずっと広報部に所属してきました。娘の学校はPTAのいずれかの部に全員が登録するという、全員登録制で、どれかを選ばなければならないのです。
広報誌の制作は、6年前は、台紙にコピーした写真を貼り付けて、そのまま版下にするという単純で、印刷の品質が低い方法だったのですが、去年から制作がパソコンになりまいた。実は3年前にパソコンとメーリングリストを活用しようと提案していたのですが、要約部の母親たちも賛成してくれて(というよりは、実際のところは、パソコンを使いこなせる女性が部長になったことが大きい)、今年からは全員がパソコンを使って編集できるようになってきました。
学校行事があると、撮影場所を分担して各自のデジカメで写真を撮り、終わるとデジカメやメモリカードを持ち寄って、学校のパソコン室に集まります。パソコン室はPCが30台ほどあり、LANでつながっていて、カラープリンターも使えます。USBメモリやCD-ROMに入れてくる人もいて、あらゆるメディアで持ち寄った物をMOにいったんコピーした上で、学年や担当に分かれて写真を見て、ピックアップ。ページ配分して、ページごとに写真と文章書きを分担してしまいます。
僕の方でワードでテンプレートをつくり、各自持ってきたメモリカードやUSBメモリにコピーして分配し(持ち寄るメディアの種類は、実にさまざま!)、テンプレートの使い方をインストラクションして、持ち帰って自宅のPCで担当ページの作業をしてもらった上で、再度集まって、バラバラの記事を合体させるというプロセスです。
メーリングリストも使っていて、Yahoo!グループを僕がつくり、会議の日程をMLで流したり、テンプレートや完成ファイルをアップしたりして、けっこう使えています。
10年ぐらい前にマルチメディアの本を書こうとしていたことがあり、そのころは「一般の主婦がパソコンなんか使うようになるわけがない、あったとしても子どもの世代」という人が多かったのに、10年で普通の主婦たちがパソコンで広報誌を編集する時代になりました。僕は、白一点(男子一人)で参加してますが、大半の時間はパソコン教室と化しています。「ここに来るとパソコンが覚えられる」と好意的に言ってくれる人もいます。
このあたりの人のPCリテラシーの高さはけっこうびっくりしますが、その理由のひとつに徒歩圏にPEデポという専門ショップがあることもあげられるでしょう。サポートにも力を入れているので、ここでいろいろ買っている人も多いようです。経済水準も知的水準も高い地域といっていいと思うので、それも影響しているのかもしれません。
いずれにせよ、ITは確実に社会を変えています。
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