(by paco)フォトジャーナリズムとしてのデイズジャパン

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(by paco)デイズジャパンという雑誌は知っていますか? 報道カメラマンの広河隆一さんが責任編集して出している雑誌で、戦争や貧困など、世界の問題の現場に直接は入り、そこで切り取った写真を中心に、世界の今を伝えるフォトジャーナルシとして創刊され、1年ほどになります。ちょっと前から気になっていたのですが、偶然、ネットで定期購読できることを知って申し込み、最新号が届きました。


イヤーなかなかヘビーな雑誌です。

日本ではタブーになっている死体の写真、流血の場面を、必要とあればどんどん載せている。虐殺された死体、活きたまま民衆に火をつけられる人、爆弾でひざからしたを失った少女を抱きかかえて病院に走る父親。もう、見るに堪えない写真がたくさんのっていて、書き手はそれが世界の現実だと訴え続けます。

一方で、静かな世界も描いていて、星野道夫がとったアラスカの原生的自然の中に息づく動物たちの世界もある。

今地球で起きていることを、ありのままに伝えようとする真摯な姿勢が、心を打ちます。ビジュアル的にいささかハードではありますが、現実から目をそらしたくない人は、ぜひ読んで(見て)もらいたい雑誌です。定期購読1年間、8700円。内容から見て、決して高くありません。

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