2008年7月アーカイブ

(by paco)いよいよ夏本番の時期になりました。夏は休みを取りやすい季節だし、恋人や家族と旅行に行ったり、アクティブにいろいろやりたくなります。ライフの充実というと、プライベートでどれだけ楽しめるかが重要、ということで、僕もあれこれイベントを考え、実行してきました。

でもそれって、なんでイベントなんでしょうね。旅行やイベントは楽しいから? でも多くの男は、夏のイベントを「家族サービス」などと称して、仕事のひとつであるかのようにカウントします。家族を持ったのだから、義務を果たさなくちゃ、そんな感じでしょうか。でも、なんだかヘンな気もします。どう考えたらいいんでしょうね。

先日、仕事をいっしょにしている20代の女性からはっきりした口調で、「なぜ、ご家族をそんなに大切になさるのですか?」と質問され、うろたえました(^^;)。彼女とはワークライフバランスの案件を一緒にやっているので、僕のライフのこともいろいろ話しているのです。なんででしょう? ぱっと答えられなかったのですが、恋人や家族と一緒に過ごすのはなぜ? そんなことについて、考えてみたいと思います。

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(by paco)日経BPのサイトで環境コラムを書いていることはご存知と思いますが、3週前に書いた記事に対して読者(hamazakibashiさん)に噛み付かれ、対応に苦労しました、トホホ(^^;)。
記事1 / 記事2
記事だけでなく、記事下にある「コメント」もクリックして読んでいただくとおもしろいかと。

電力会社が盛んに販売しているエコキュート(オール電化住宅)は、確かに環境性能は悪くないのですが、いろいろ問題があり、僕は基本的に支持していません。それで、上記の記事では東京ガスはじめガス会社が対抗馬として出したエコウィルを推薦したのですが、その理由がふたつあります。ひとつは、エコキュートよりエコウィルの方が環境性能がすごくいい、と言うわけではないものの、発展途上で競争による切磋琢磨が必要な今のエコマーケットの中では、エコキュートだけが一人勝ちするのは、あまりよくないという点。もうひとつは、短期的にはエコキュートのメリットはあるのですが、長期的にリスキーだという点です。

(by paco)時代がどんどん動いています。

環境問題が大きくなり、その解決に向けての動き。
米国の覇権崩壊と覇権交代の動き。
グロバリゼーションと富の集中、貧困の拡大。

そんな世界の動きは、日本の国内にも投影されているのですが、これまで機能してきた社会の仕組みが機能不全をおこし、新しいしくみを探る動きが、ほんの少しずつ、出てきています。

先週紹介した、自転車や薪もそのひとつ。そして、もうひとつ、最近気になっているのが、「わけのわからないことをいう経営者や大人が増えてきたなあ」という実感です。

以前から紹介している「テトル・クリエイティブ」という会社では、本業を社会貢献に活かす事業を始めています。具体的には、社会起業家を紹介するメルマガ「誰かのリアルを自分のリアルに・・・」を「ドネーションメルマガ」と称してスタートさせ、読者が増えると植林する、というしくみで運営しています。本業の広告制作のノウハウを活かして、NGOなどのサイトづくりに協力してNGOで扱う商品の売り上げを増やし、運営に貢献しているのも印象的です。

(by paco)最近、今ひとつ活気がありません、それが、僕自身の問題なのか、僕が関わっている種類の事柄に共通していることなのか、社会全体が停滞しているからなのか、うまく分析できないのですが。

たとえば環境問題について考えても、もちろん、問題はまだ何も解決していないのですが、動きは忙しくなってきました。小泉→安倍→福田と続く歴代内閣の中では、今の福田政権は環境政策についてはいちばん「まとも」で、先日発表された福田ドクトリンについても、おおむね歓迎されるべき内容です。

ライフデザインについても、企業がワーク・ライフバランスに積極的に動くようになったり、女性の活用についての以前よりさらに踏み込んだ動きが感じられるようになるなど、悪くない状況を感じます。

しかし、その一方で、環境にしてもライフデザインにしても、これでいいのかと言えば、Noだし、一方、具体化が進むにつれて難しさについてもリアリティが増してきて、総論と各論の間のギャップは以前より増してきているようにも見えます。つまり、考え方は広く合意されるようになったけれど、それを実現する難しさは際だってきているという状況です。